医療不正の発見策
電子化で量が増え、確認の目は薄くなる
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、医療の請求が電子でやり取りされる場面で、不正の兆候をどう拾うのかを整理していきますね。
電子化と聞くと、記録が残るのだから調べやすくなるはずだ、と思いませんか。
電子化された請求は、便利になった分だけ量が増えて確認の目が薄くなるので、真正性は確かめる前提で扱い、兆候は一つで決めずに重ね合わせて優先度を決めます。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、受け取った請求が本物かどうかを確かめたうえで、兆候は重ねて読む、ということなんですね。
この記事で分かること
- 請求の電子化が不正の発見を難しくする理由と、不正の兆候(レッドフラグ)の読み方
- 提供者の側と受給者の側で分けて覚える、兆候の並べ方
- この論点で想定される出題の型3つと、その切り方
医療不正の発見策(CFE-S1-D14-02)
よくある誤解
はじめに、それだけを示されたら誤りになる記述を先に並べておきます。
- 医療の請求が電子でやり取りされるようになると、紙に頼らずに処理できる分だけ、不正はかえって見つけやすくなります。
- 電子の請求で不正リスクが増える理由は、仕組みの操作が難しく、入力の誤りが減らないからです。
- 電子のやり取りでは扱える請求の種類が限られていて、例外的な請求しか処理できません。
- 電子で作られて送られてくる請求のデータは書き換えに強いので、受け取った請求が本物かどうかを確かめる手間は要りません。
- 支払を急ぐよう催促してくることだけがレッドフラグで、書類の欠けや住所の一致は兆候に当たりません。
- 請求書類を郵送で出し、支払は口座振込でよいとする姿勢は、それ自体が警戒すべきサインです。
一つ目の記述は、便利さと発見のしやすさを直結させた点で外れます。二つ目の記述は、リスクが増える原因の置き場所が違うんですね。
三つ目の記述は、前提そのものが事実と逆になっています。四つ目の記述は、電子データの信頼性を買いかぶっています。
五つ目の記述のつまずきは、兆候を一つに絞った点です。六つ目の記述は、足取りが残る行動を疑う側に置いてしまった点なんです。
つまり、六つとも外れる理由が違う、ということなんですね。六つの誤りも、ひとまとめの理由で片づけないでください。
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