発見事項を「事実誤認だ」と否定されたとき
最初に机に出すのは監査証拠です
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、発見事項を事実誤認だと否定された場面で、内部監査人が最初に取る一手を見ていきます。
毅然にも柔軟にも公平にも見える対応が並ぶ場面ですから、置く順番に目を向けながら読んでみてください。
否定されたら最初に机に出すのは監査証拠であって、態度の記録でも譲歩でも第三者でもありません。
この一文が、今回の暗記対象なんです。
ひとことで言えば、最初の一手は監査証拠を示して根拠を冷静に説明することであって、決裂・譲歩・第三者への持ち出しではない、ということですね。
相違する見解の併記は、議論を尽くした後の対応です。善し悪しではなく、置く場所で覚えておきましょう。
この記事で分かること
- 否定された直後に取るべき、最初の一手
- 決裂・譲歩・第三者への持ち出しが、なぜ最初の一手にならないのか
- この論点に対応する三つの出題型と、その切り方
発見事項を「事実誤認だ」と否定されたとき(P3-D-01-f)
よくある誤解
この論点では、最初に行うべき行動として単独で提示されたら誤りになる記述を並べておきます。
- 議論を切り上げて、協力的でない態度を報告書に書き残すこと
- 相手の見解をその場で受け入れて、発見事項を書き換えること
- 中立の立場を求めて、無関係な他部門の管理者に意見を聞くこと
三つに共通するのは、最初の一手を飛ばしている点です。最初の一手とは、否定されたその場で監査証拠を示して説明することですね。
三つは最初の一手を飛ばしています。代わりに置いているのが、決裂・譲歩・第三者への持ち出しです。
つまり、相手の扱い方の選択にすり替えているんです。議論を切り上げる対応は、毅然として見えます。
その場で受け入れる対応は、協調的に見えますよね。他部門に意見を聞く対応は、公平に見えます。
どれも姿勢としては通りそうなのに、最初の一手としては置けないんです。
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