発見事項を組み立てる四つの部品と、原因の見きわめ
中身の作り込みより、原因に届いているかが先
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、経営管理者が出してきた改善の計画を、どこを見て評価するのかを扱います。
計画の丁寧さではなく、その状態を引き起こした根っこの理由に手が届いているか。この一点を私と一緒に押さえていきましょう。
改善の計画を評価するときは、中身の作り込みや段取りの詰めより先に、その計画が、その状態を引き起こした根っこの理由そのものに手を伸ばしているかを見ます。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、原因に届いているかが先で、中身の作り込みは後、ということなんですね。
この記事で分かること
- 発見事項を組み立てる四つの部品と、改善の計画が原因まで届いているかの見きわめ方
- なぜを重ねて、根っこの理由までたどっていく掘り方
- この論点の出題型三つ、事例適用型・構成要素の識別型・限定語の脱落型の切り方
発見事項を組み立てる四つの部品と、原因の見きわめ(P3-D-02-a)
よくある誤解
工場で安全基準の違反が見つかりました。調べると、直接の理由は老朽化した設備にありました。
ここで経営管理者が改善の計画を出してきたとします。
その計画を内部監査人(組織の中から、その組織のしくみを点検する人のこと)が評価する場面を思い浮かべてください。
では、最も重要な検討事項はどれでしょうか。答えとして選ぶと誤りになる記述を、先に並べておきます。
- 研修の中身がどこまで練られているか、講師がその役に足りているか
- いつ実施するか、従業員全員が出られる日程に組めているか
- 終わったあとに理解度を測る計画が用意されているか
どれも、改善の計画を詰めるうえで実際に検討される事柄ですよね。皆さんも、丁寧に作り込まれた計画を前にすると、その丁寧さのほうを評価したくなりませんか。
ところが、この三つには共通した抜けがあるんです。いずれも、経営管理者が選んだ研修という手段を、そのまま受け入れています。
そのうえで、研修の中身と段取りと効き目の測り方を見ているだけなんです。違反を生んだ直接の理由に手が届いているかは、どれも問うていません。
手段の内側を丁寧に点検するほど、その手段自体が的を外している可能性は見えなくなるんですね。
この続きは、アプリの「テキストで学ぶ」で。
この論点の解説・「この論点はこう問われる」(出題の類型)・「試験テクニック」(解答の手順)・「覚え方」は、CIA問題集アプリの有料プランでお読みいただけます。
同じ論点の演習問題へそのまま進めます。
無料10問を試す(登録不要) 5日間無料で全問試す全文が読める見本: 3ラインモデル、戻せるのは「いつの時点」か、それとも「どれだけ早く」か、外部評価の実施間隔