誰に、どの焦点で伝えるか
変えてよいのは焦点、結果ではありません
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、監査の結果を誰に、どの焦点で伝えるのかを見ていきます。
同じものを全員に配るのがいちばん公平ではないか、と考えたくなりますよね。その分かれ目を、一緒に確かめていきましょう。
変えてよいのは焦点と粒度であって、結果そのものではありません。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、相手ごとに焦点と粒度は合わせてよいけれど、結果そのものには手を入れられない、ということですね。
良い結果だけを上へ上げるような出し分けは、選択的な開示になります。ここは分けて覚えておきましょう。
この記事で分かること
- 取締役会とIT部門とで、当てる焦点がどう変わるのか
- 焦点や粒度を合わせることと、結果を選び分けることの違い
- この論点に対応する三つの出題型と、その切り方
誰に、どの焦点で伝えるか(P3-D-01-b)
よくある誤解
まず、単独で提示されたら誤りになる記述を先に並べておきます。
- 全員に同じ報告書を配ること
- 相手ごとに焦点を変えるのは情報操作だという理解
- 良い結果だけを上へ上げ、悪い話は現場で処理すること
- 上層部には口頭の要約だけで済ませること
同じ報告書を配ることと、焦点を変えるのを情報操作と見ること。この二つは、公平さを守っているつもりの対応ですね。
ところが、決める人に必要なものを届けそこねます。良い結果だけを上げることと、口頭の要約で済ませること。
この二つは、届ける量を自分の都合や親切心で削っています。つまり、結果そのものに手を入れていることになります。
四つとも、伝え方の正解としては置けないんです。
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