配り方と、その配り方に付いてくるリスク
置いた瞬間に、見られる範囲が決まります
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、監査報告書の配り方と、その配り方に付いてくるリスクを見ていきます。
共有の場所に置いた時点で、配付は終わりなのでしょうか。ここを一緒に考えていきましょう。
電子的に配るときに見るのは、誰が見られるのかと、中身を変えられないかどうかの二点です。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、見るのは機密性と真正性の二点だ、ということですね。
印刷コストや版の管理といった運用上の手間は、最も注意すべきリスクの答えにはなりません。ここは切り分けておきましょう。
この記事で分かること
- 電子的な配付で、CAEが最も注意深く検討すべき二つのリスク
- 運用上の手間や損得が、なぜリスクの答えにならないのか
- この論点に対応する三つの出題型と、その切り方
配り方と、その配り方に付いてくるリスク(P3-D-01-c)
よくある誤解
配付の場面で、単独で提示されたら誤りになる記述を先に並べます。
- 共有の場所に置いた時点で配付は終わりだという理解
- 電子的に配るときに気をつけるのは版の管理くらいだという理解
- 電子化の利点を、印刷コストと時間の節約で測ること
- 紙をやめると監査対象部門からの反応が減ることを、最大の心配と見ること
置いた時点で終わりだという理解と、版の管理だけを気にする姿勢。この二つには、配る範囲を決めるという行為が抜け落ちています。
コストと時間で利点を測ることと、反応が減る心配を最優先に置くこと。この二つは、目を向ける先が運用上の損得や気配りに寄っていますね。
報告書の中身が誰の目に触れるか。閲覧の範囲という点を、素通りしているんです。
四つとも、最も注意すべきリスクの答えにはなりません。配る前に、誰が見られるのかを先に決めておきましょう。
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