信頼と信用を築く関係構築
信頼は、威圧でも迎合でもなく傾聴から
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、これまで非協力的だった事業部門と信頼関係を築く場面を入口にします。
関係構築のスキルがどこに立っているのかを見ていきますね。威圧でも迎合でも過度な距離でもない、その外側の話です。
関係構築とは、相手の目標と課題を聞き取って理解を示し、監査の価値を誠実に伝えることであり、客観性と独立性を保ったまま協働の土台をつくる行動です。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、先に聞く、あとで伝える。
この順番ですね。好かれることと、信頼されること。
この二つを混同しないでください。
この記事で分かること
- グローバル内部監査基準(GIAS: Global Internal Audit Standards)は、ドメインIVに基準11.1を置いています。
名称でいえばステークホルダーとの関係構築とコミュニケーションを扱うこの基準が、聞き取りと説明をどう支えているか - 威圧・迎合・過度な距離という三つの向きが、なぜどれも信頼を育てないのか。そして迎合と関係構築を分ける線が、基準2.2の客観性にあること
- 最善解型・定義・目的型・絶対語型という三つの問われ方で、正しそうに見える記述を落としていくときの比較の軸
信頼と信用を築く関係構築(P1-B-04-e)
よくある誤解
これまで非協力的だった事業部門と、信頼関係を築く方法を考えます。単独で出されたら誤りになる記述を、先に並べておきますね。
- 早い段階で発見事項を数多く挙げ、内部監査の権限と存在感を示す
- 対象部門長の個人的な要望に幅広く応じ、好意を得る
- 独立性を理由に、必要な範囲を超えて接触を控える
ここで、三つの向きを見比べてみましょう。一つ目は威圧、二つ目は迎合、三つ目は過度な距離。
方向はばらばらなのに、行き着く先はどれも同じで、信頼が育ちません。関係構築のスキルは、この三つの外側にあるんです。
三つに共通しているのは、相手が何を目指して仕事をしているかを、一度も聞いていない点なんです。聞かないまま距離を詰めるか、聞かないまま距離を取るか。
その違いしかありませんよね。
この続きは、アプリの「テキストで学ぶ」で。
この論点の解説・「この論点はこう問われる」(出題の類型)・「試験テクニック」(解答の手順)・「覚え方」は、CIA問題集アプリの有料プランでお読みいただけます。
同じ論点の演習問題へそのまま進めます。
無料10問を試す(登録不要) 5日間無料で全問試す全文が読める見本: 3ラインモデル、戻せるのは「いつの時点」か、それとも「どれだけ早く」か、外部評価の実施間隔