複雑な問題に向き合う批判的思考

AIの出力は評価し、判断は自分で下す

オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、AIを使った監査ツールを導入する場面を入口にします。

技術の習得と同時に何が求められるのかを見ていきますね。道具が新しくなっても置き換わらない、監査人の中核の話です。

AIは判断を支援する道具であり、その出力の妥当性・限界・偏りを評価し、最終的な専門職としての判断を下すのは内部監査人自身です。

この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、基準が求めているのは、道具を使う力と、道具の出力を疑う力の両方だということですね。

作る技術と、評価する力。この二つを分けて持っておくと、記述がどれだけ専門的に見えても迷いませんよ。

この記事で分かること

複雑な問題に向き合う批判的思考(P1-B-04-b)

よくある誤解

AIを使った監査ツールを導入する場面を考えてみましょう。

「技術の習得と同時に最も重視すべきこと」として単独で出されたら誤りになる記述を、先に並べておきますね。

どれも、部門の力を底上げする取り組みではあります。ところが、問われているのが倫理的・専門的な観点であるときには、いずれも核心を外すんです。

技術も、効率も、知識のインプットも、それだけでは判断の質を保証できません。

三つに共通しているのは、出てきた結果をどう扱うかについて何も言っていない点ですね。

新しい技術が絡む設問は、語の目新しさに気を取られやすいところです。ただ、問われている中身は、道具が変わっても動かない部分にあるんです。

道具の名前を伏せて読んでみると、実は昔から問われてきた話だと分かります。それから、設問が問うているのは導入の可否ではありません。

導入は前提として置かれています。まず、その前提を固定してから読み進めましょう。

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