組織文化の監査
文化を測る前に、モノサシを決める
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、内部監査部門が行うアシュアランス業務のうち、組織文化の監査を取り上げます。
数字では表しにくい「健全な倫理文化」を、いったい何と比べて評価するのでしょうか。いちばん難しい評価規準の話から、一緒に見ていきましょう。
組織文化の監査で最初に決めるのは、集める指標ではなく、あるべき姿を示す客観的で信頼できる評価規準です。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、比べるモノサシを先に決めておかないと、集めた数字が独り歩きしてしまう、ということなんですね。
この記事で分かること
- 組織文化の監査で、評価規準(criteria)の定義がなぜ最大の課題になるのか
- 研修参加率・通報件数・他社指標といった集めやすい数字を、どう扱えばよいか
- 最善解型、半分正しい複合記述型、責任主体・権限型という3つの出題型で、何に気づけば外せるか
組織文化の監査(P1-A-05-f)
よくある誤解
まず、単独で提示されたら誤りになる記述を並べますね。
- 倫理研修の参加率が高ければ、健全な倫理文化があると評価できる
- 倫理ホットラインへの通報件数が少なければ、その組織の文化は健全である
- 他社が公表している評価指標をそのまま当てはめれば、自組織の文化も測れる
- 望ましい文化像を監査人が示し、組織に根づかせるところまでが役割である
上の3つは、集めやすい数字に飛びついてしまう誤りです。最後の1つは、役割の取り違えになります。
研修参加率も通報件数も、材料としては使えます。ところが、それ単独で健全さの結論にすると、外れてしまうんですね。
この続きは、アプリの「テキストで学ぶ」で。
この論点の解説・「この論点はこう問われる」(出題の類型)・「試験テクニック」(解答の手順)・「覚え方」は、CIA問題集アプリの有料プランでお読みいただけます。
同じ論点の演習問題へそのまま進めます。
無料10問を試す(登録不要) 5日間無料で全問試す全文が読める見本: 3ラインモデル、戻せるのは「いつの時点」か、それとも「どれだけ早く」か、外部評価の実施間隔