ITセキュリティ監査とプライバシー監査
技術を固めても、いちばん弱い環は人
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、内部監査部門が行うアシュアランス業務を取り上げます。
今回はそのうち、ITセキュリティ監査とプライバシー監査です。技術的な対策をどれだけ積み上げても穴が残ってしまうのは、なぜなのでしょうか。
システム側の評価と人的側面の評価を、同じ重さで並べて見ていきましょう。
技術的な脆弱性スキャンによるシステム側の評価と、従業員の意識・対応能力を確かめる人的側面の評価は、どちらかで代替できるものではなく、同じ重さで並べて置きます。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、技術の網羅性を上げても、人を起点にした経路は塞ぎきれない、ということなんですね。
この記事で分かること
- システム側の技術評価と、人的側面の評価を、なぜ同じ重さで置くのか
- 物理的セキュリティ・保険の補償範囲・予算の割合といった別の領域が、どこで混入するのか
- 半分正しい複合記述型、範囲の広狭型、最善解型という3つの出題型で、何に気づけば外せるか
ITセキュリティ監査とプライバシー監査(P1-A-05-c)
よくある誤解
まず、単独で提示されたら誤りになる記述から並べていきますね。
- 技術的な脆弱性スキャンを網羅すれば、サイバーセキュリティの評価は完了する
- 従業員の意識や対応能力は、研修の担当部署の話であって、監査の評価対象ではない
- 物理的セキュリティの強度が、技術対策と並ぶ評価の軸である
- サイバー保険の補償範囲や、セキュリティ予算の割合を見れば、備えの水準が分かる
上の2つは、評価すべき側面をひとつ落とす誤りです。下の2つは、別の領域の論点を持ち込んで、人的側面の評価と入れ替えてしまう誤りになります。
つまり、ひとつ落とすか、別の領域とすり替えるか。どちらの形かを、口に出して確かめておきましょう。
この続きは、アプリの「テキストで学ぶ」で。
この論点の解説・「この論点はこう問われる」(出題の類型)・「試験テクニック」(解答の手順)・「覚え方」は、CIA問題集アプリの有料プランでお読みいただけます。
同じ論点の演習問題へそのまま進めます。
無料10問を試す(登録不要) 5日間無料で全問試す全文が読める見本: 3ラインモデル、戻せるのは「いつの時点」か、それとも「どれだけ早く」か、外部評価の実施間隔