第三者監査と契約遵守監査
外注しても、契約を果たさせる責任は自社に残る
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、内部監査部門が行うアシュアランス業務のうち、第三者監査と契約遵守監査を取り上げます。
外に委託した業務は、内部監査の対象から外れるのでしょうか。何に照らして判定するのかを一語で言えるようにして、隣の監査との境界線を引いていきましょう。
業務を外に出しても、契約どおり果たさせる責任は自社に残るため、委託先や取引先も第三者監査の対象になり、内部監査は契約条件の充足とサプライチェーンリスクの管理を評価します。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、委託したのは業務であって、責任ではありません。
だからサプライヤーも、監査の相手になるんですね。
この記事で分かること
- 委託先や取引先が、なぜ内部監査の対象に入るのか
- 第三者監査が照らす相手(契約書)と、業務監査・財務監査・規制遵守監査との見分け方
- 範囲の広狭型、近接概念の比較型、半分正しい複合記述型という3つの出題型で、何に気づけば外せるか
第三者監査と契約遵守監査(P1-A-05-b)
よくある誤解
まず、単独で提示されたら誤りになる記述を先に並べますね。
- 業務を外部に委託した時点で、その業務は内部監査の対象から外れる
- 委託先が契約を守っているかは、効率性を見る業務監査で確かめる
- 契約の履行状況は、財務の健全性を見る財務監査で確かめれば足りる
- 契約遵守の確認は、特定の法令への準拠を見る規制遵守監査と同じである
最初の1つは、監査の範囲を狭く見積もる誤り。残りの3つは、隣にある別の監査と取り違える誤りです。
つまり、狭すぎるか、隣と取り違えるか。どちらの型かを、先に言えるようにしておきましょう。
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