パフォーマンスの監査と品質の監査
予算より、目的を達成したか
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、内部監査部門が行うアシュアランス業務のうち、パフォーマンスの監査と品質の監査を取り上げます。
予算内で納期どおりに終わった業務を、それだけで成功と呼んでよいのでしょうか。3Eという3つの問いを、一緒に並べてみましょう。
パフォーマンスの監査は、資源が目標の達成に向けて経済性・効率性・有効性(3E)をもって使われたかを評価する監査であり、3つのうちどれか1つが欠けたまま結論を出すことはできません。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、安く手に入れられたか、少ない資源でうまく回せたか、狙った目的を達成したか。
この3つが揃って初めて、資源を活かせたと言えるんですね。
この記事で分かること
- 経済性・効率性・有効性(3E)が、それぞれどんな問いなのか
- 3つのうち有効性が落ちやすい理由と、財務監査・コンプライアンス監査との焦点の違い
- 定義・目的型、半分正しい複合記述型、近接概念の比較型という3つの出題型で、何に気づけば外せるか
パフォーマンスの監査と品質の監査(P1-A-05-d)
よくある誤解
まず、単独で提示されたら誤りになる記述を並べますね。
- パフォーマンスの監査は、業務がどれだけ速く回っているかを見る監査である
- 予算内で、納期どおりに完了していれば、その業務は有効だったと言える
- 会計基準に沿って処理されているかを確かめるのが、パフォーマンスの監査である
- 規程どおりに手続が行われていれば、パフォーマンスの監査としては十分である
上の2つは、評価軸を1つに縮める誤り。下の2つは、財務監査やコンプライアンス監査と混同する誤りです。
速さも予算も、それ自体は悪い指標ではありませんよね。ところが、それだけで合格を出すと、この論点では外れてしまいます。
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