業務監査、財務監査、規制遵守監査
仕組みは点ではなく、面で評価する
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、内部監査部門が行うアシュアランス業務を取り上げます。
今回はそのうち、業務監査・財務監査・規制遵守監査の3つです。管理の仕組みを監査してくださいと言われたとき、どこから手を付けるでしょうか。
点の確認と面の評価の違いから、一緒に見ていきましょう。
管理の仕組みを対象にした業務監査は、方針の設定から是正措置までのプロセス全体を範囲として、その仕組みが目的を有効に達成しているかを評価します。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、始まりから終わりまでの流れを、まるごと範囲に入れるということです。
そのうえで、その仕組みが目的に届いているかを見るんですね。
この記事で分かること
- 管理の仕組みを、方針の設定から是正までのひと回りで評価するとはどういうことか
- 予算・他社比較・アンケートといった「点」の確認を、どう位置づけて使うか
- 範囲の広狭型、近接概念の比較型、条件のすり替え型という3つの出題型で、何に気づけば外せるか
業務監査、財務監査、規制遵守監査(P1-A-05-e)
よくある誤解
単独で提示されたら誤りになる記述を、先に並べておきますね。
- 管理の仕組みの評価は、支出が予算の範囲に収まっているかを確かめれば足りる
- 競合他社の指標と比べて見劣りしなければ、その仕組みは有効である
- 従業員への意識アンケートの結果が良ければ、仕組みは機能している
- 数値が正確に集計されていれば、業務監査としての評価は完了する
4つに共通するのは、どれも一か所だけをつまんだ確認、つまり「点」の確認で終わっている、という一点です。予算、他社比較、アンケート、数値の正確性。
どれも情報としては役に立ちますよね。ところが、仕組みの評価としては、流れ全体を見る「面」が抜けているんです。
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