面接記録のベストプラクティス
一人ひとつの用紙にその日のうちに
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、聞き取った話をどう残すかを扱います。
面接ごとに用紙を分けること、終わり次第清書すること、そして事実と評価を混ぜないこと。聞いた後の残し方の話だと思ってください。
記録の値打ちは量ではなく、面接ごとに分かれていること、当日中であること、事実と評価が混ざっていないことで決まります。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、たくさん書くことではなく、単位と時期と中身で決まるということなんですね。
この記事で分かること
- 面接記録の単位と時期(面接ごとに用紙を分ける理由と、終わり次第清書するという原則)
- 書く中身の境界(逐語はどこまでか、主観的な印象を書かない理由、供述書と補遺の扱い)
- 出題の3類型(極端な処理型・時期の取り違え型・方向の逆転型)と、単位・時期・中身という三つの物差し
面接記録のベストプラクティス(CFE-S2-D09-03)
よくある誤解
面接記録について、単独で提示されたら誤りになる記述を、先に並べておきます。
- 関連するかどうかを問わず、聴取した内容を一つの書面へ網羅的に列挙する
- 疑いを裏づける方向に働く供述だけを抜き出して、それを中心にまとめる
- 走り書きの補助メモは、整理し直さないまま正式な記録に回してよい
- 被面接者の発言はすべて逐語で書き取る
- メモへの補足の書き足しは、面接が終わってからおおむね数週間以内に行えばよい
- メモは、取らなすぎて取り逃すよりも、多少多めに取りすぎるくらいが望ましい
- 正確を期すため、必要なら面接の進行を止めてでも書き切る
こちらも、崩れている場所は項目ごとに違うんです。一つ目の記述(一つの書面へ網羅)は、重要な事実が不要な細部に埋もれる形ですね。
どの証言が誰のものかも分からなくなります。二つ目の記述(裏づける供述だけ)は偏りです。
担当者の中立性と、記録の信頼性を落としてしまうんです。三つ目の記述(走り書きをそのまま)は形式の不備ですね。
四つ目と七つ目の記述(すべて逐語・進行を止めてでも)は、記録を優先して面接の進行そのものを壊しています。
五つ目の記述(数週間以内)は記憶の鮮度の話で、六つ目の記述(多めに取る)は原則の向きが逆なんです。
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