消費者不正・詐欺の発見策
相場が動いた年に成績が動いたかを見る
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、お金が出ていった後に気づくための兆候、いわゆるレッドフラグの見方を扱います。
配当が実際に払われていると、儲かっているかどうかでは見分けられないんですね。では、どこを見ればよいのでしょうか。
発見の手掛かりは配当が実際に払われているかではなく、相場が動いた年に成績が動いたか、そして兆候が何本重なっているかです。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、儲かっているかどうかではなく、成績の揺れのなさと、兆候の重なり方で疑う、ということなんですね。
この記事で分かること
- ポンジー・スキームと違法なマルチ商法で、兆候(レッドフラグ)がそれぞれどう並ぶか
- 相場に連れて成績が上下することが兆候ではなく、揺れのなさのほうを疑う理由
- 出題の型を、逆向き・重ね方・強い言い回しという3つの軸で読む方法
消費者不正・詐欺の発見策(CFE-S1-D15-03)
よくある誤解
こちらでも、その一つだけを示されたら誤りになる読み方を並べておきますね。
- 成績が相場に連れて上下し、悪い年には損も出る運用は、それだけで危ないと見てよい、という読み方。
- 階層のある報酬の仕組みを採っている組織は、その一点だけで違法だと決められる、という読み方。
- 新しい会員を連れてきた人に高い報酬を払っている、という一点だけで判定は済む、という読み方。
- 配当を受け取らずに預け直すよう勧めてくるのは、ふつうの助言の範囲で兆候にはならない、という読み方。
- 期限を切って急がせるかどうかで見るのは大雑把で、投資の中身を細かく評価して初めて判定できる、という読み方。
誤解の初めの一つ(相場に連れた上下)は、取り違えです。健全な運用の自然な姿を、兆候の側へ入れてしまっています。
誤解の二つ目と三つ目(階層の仕組みと、新会員への高い報酬)は、どうでしょうか。兆候そのものは合っています。
それなのに、一本だけで結論まで進んでしまった形ですね。こちらは、重ね方のずれなんです。
誤解の四つ目(配当の預け直しの勧め)は、行為の裏にある狙いを読み落としたものです。
誤解の五つ目(期限を切る急かし)は、見るべき手掛かりの粗さを取り違えたものですね。
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