保険不正の手口類型
誰が何を偽ったのかで名前が決まります
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、保険不正の手口を、代理店・ブローカーの側と契約者の側という主語で仕分けていきます。
用語そのものを正しく覚えていても、当てはめる先を取り違えると答えを外してしまいますから、ここで線を引いておきましょう。
偽ったのが誰かという主体と、偽った対象が保険料の側か保険金請求の側かという二つの軸で大枠を分け、同じ座標の中では、乗り換えか上乗せか、実在しない名義かなど、何を偽ったかで名前が決まります。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、偽ったのは誰かと、偽った対象は何かという二つの語で、手口の名前は引ける、ということなんですね。
この記事で分かること
- 保険不正の手口を、代理店・ブローカーの側と契約者の側という主語で仕分ける切り方
- 保証保険、身元信用保険、所得補償保険、賠償責任保険を、誰の損失が埋まるのかで見分けること
- この論点で想定される出題型を、定義・目的型、事例分類型、階層すり替え型の3つで押さえること
保険不正の手口類型(CFE-S1-D13-01)
よくある誤解
はじめに、単独で提示されたら誤りになる記述を並べておきます。単独で、というのは、その一文だけで出された場合という意味です。
- 保証保険は、従業員の横領によって雇用主に生じた損失を埋める保険です
- 契約者に無断で特約を足して保険料を上乗せする行為を、ツイスティングと呼びます
- 実在しない人の名義で契約を立てて成績を水増しする行為を、スライディングと呼びます
- 代理店・ブローカーの不正とは、預かった保険料を会社へ送らずに抜くことです
- 損害が出た後に契約を結んで発生日を偽る手口を、ディッチングと呼びます
どれも、保険不正の周辺にある本物の用語を使っています。ところが、当てはめる先が一つずつずれているんですね。
ずれ方は、大きく二つに分かれます。一つは、保険料の側と保険金請求の側を混ぜることです。
もう一つは、代理店・ブローカーの側と契約者の側を入れ替えることです。
ここでいう代理店・ブローカーとは、契約者と保険会社の間に立って契約を取り次ぐ人のことですね。皆さんは、いま二つのずれ方を分けて読めていますでしょうか。
上の5つは、その一文だけで出てきたときはすべて誤りになります。正しい定義は、解説の中で順に示します。
この続きは、アプリの「テキストで学ぶ」で。
この論点の解説・「この論点はこう問われる」(出題の類型)・「試験テクニック」(解答の手順)・「覚え方」は、CFE 学習アプリの有料プランでお読みいただけます。
同じ論点の演習問題へそのまま進めます。
無料10問を試す(登録不要) 5日間無料で試す今日は決めない方へ: LINEで受け取る(無料)
論点ノートの新着と、CFE試験制度の更新をお届けします。いつでも解除できます。
全文が読める見本: マネーロンダリングの三段階、自白獲得面接の手順、不正のトライアングル