汚職の発見策
兆候は取引の不自然さから拾います
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、汚職が起きたあとに気づく側、つまり兆候の見分け方と発見の手続を整理します。
汚職は当事者どうしが秘密裏に進めますから、帳簿のどこにも「賄賂」とは書かれないんですね。だからこそ、入口は兆候になるんです。
第三者側の私生活の出来事は単独では弱く、取引の不自然さに直接つながる事実こそが兆候になります。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、私生活の話なのか、取引に関わる事実なのか。
まずそこで仕分けるということなんですね。
この記事で分かること
- 従業員の側と、納入業者など第三者の側に現れるレッドフラグの見分け方
- 住所の照合や退職者への面接といった発見の手続と、立証手段を3つ重ねる考え方
- この論点の出題型3つ
汚職の発見策(CFE-S1-D06-04)
よくある誤解
単独で示されたら誤りになる記述を、先に並べておきます。
- 業者の担当者が自宅の住宅ローンを繰り上げ返済したことは、業者側の汚職を示す兆候です
- 担当範囲の外の業務への関与を一貫して断る行動は、汚職に関わる従業員の特徴です
- 顧客ごとの口座残高と請求ファイルを突き合わせれば、従業員と業者の隠れたつながりが見つかります
- 賄賂が渡ったことの立証は、内部協力者の証言だけで足ります
上に挙げた誤解を、順に見ていきましょう。1つ目は私生活の話です。
2つ目は、介入の向きが逆になっています。3つ目は、売上と債権、つまり受け取る予定のお金の正確さを確かめる手続ですね。
4つ目は、立証の手段を1つに絞りすぎています。どれも単独で置かれたら誤りなんです。
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