汚職の方法・手段
賄賂の形は現金の外へ広がります
オーディットコア・ハブのアキラです。
この記事では、賄賂として動く「価値あるもの」が現金の外側にどこまで広がるのか、そして名目が融資でも売買でも賄賂かどうかをどう測るのかを整理します。
支払方法は8つに分かれるのですが、覚えてほしいのは名前ではなく、その先の境界のほうなんですね。
名目が売買でも融資でも、相手の懐がどれだけ楽になったかを金額に置き換えて、条件が世間並みかどうかで測ります。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、やってよいことと踏み越えたことの境界は、条件が世間並みかどうかに引かれるということなんですね。
この記事で分かること
- 賄賂として動く「価値あるもの」が、現金の外側にどこまで広がるか
- 賄賂の支払方法8分類と、融資や資産の売り買いで見る条件・向き
- この論点の出題型3つ
汚職の方法・手段(CFE-S1-D06-02)
よくある誤解
単独で示されたら誤りになる記述を、先に並べておきます。
- 贈収賄が成り立つのは、現金か物品のやり取りがある場合に限られます
- 賄賂の支払手段は、贈答や旅行、接待に限られます
- 賄賂の支払手段は、小切手など銀行を通す方法に限られます
- 融資の形をとっている以上、賄賂になることはありません
- 収賄する側へ相場より高く売りつければ、利益を移したことになります
上に挙げた誤解のうち、初めの3つを見てください。どれも賄賂の形を、現金や物品、あるいは特定の支払手段だけに狭めています。
4つ目は、融資を賄賂の外に置いていますね。けれども、無利息や著しい低利といった破格の好条件の融資は、賄賂に当たります。
最後の1つは、利益が動く向きが逆なんです。どれもそれらしく見えるのに、単独では成り立ちません。
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