資産不正流用: 棚卸資産・その他資産の発見策
帳簿と現物のズレを読む
オーディットコア・ハブのアキラです。
この記事では、在庫の不正が起きたあとに気づくための着眼を、書類の突合と比率の分析、そして独立した立場での実地棚卸という三つから読んでいきますね。
棚に並ぶ箱の数と画面の残高が合わない朝を、どう読み解くかという話になりますよ。
発見は、書類どうしを突き合わせて裏付けのない動きを探すことと、比率が崩れた向きを読むこと、そして独立した立場での実地棚卸を組み合わせて組み立てるんです。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、紙と紙を突き合わせる目と、数字の崩れた向きを読む目、その両方を使うということなんですね。
この記事で分かること
- 表に出る三つの兆候、つまりシュリンケージ(原因の分からない在庫の減り)、売上原価だけが伸びる崩れ方、棚卸資産回転率
- 突合・分析・実地棚卸という手続と、数える人に付く独立の条件
- 出題での切られ方三つ(用語を当てる型、比率の向き、独立性)
資産不正流用: 棚卸資産・その他資産の発見策(CFE-S1-D05-03)
よくある誤解
ここでは、それ一つだけを示されたら誤りになる書き方から入ります。
- 帳簿の数量が現物を上回る状態は、評価損や減価償却という会計の言葉で説明できる、という整理
- 隠ぺい工作を伴わない窃盗は、財務諸表の分析ではまったく見つけられない、という判断
- 売上高と売上原価は常に完全に並行して動くので、比率の変動は兆候にならない、という読み方
言われてみると、どれも自信を持って否定できるでしょうか。それ一つだけを示されたら、いずれも誤りです。
ここで効いてくるのは、用語の決まった意味と、数字が崩れる向きなんですね。
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