資産不正流用: 棚卸資産・その他資産の予防策
記録・現物・人の三方向で守る
オーディットコア・ハブのアキラです。
この記事では、倉庫の商品や社用車といった資産の不正流用を起こさせないための統制を、記録・現物・人という三つの方向に仕分けて読んでいきますね。
どれか一つに絞ろうとした瞬間に落とし穴が待っていますから、そこをいっしょに確かめていきましょう。
在庫の予防策は、記録・現物・人の三方向を組み合わせて働くもので、どれか一つに絞れる性質のものではないんです。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、通し番号は記録がそろっていることを、施錠は現物に近づける人の範囲を守ります。
職務分掌(仕事を分けて別々の人に受け持たせること)はおたがいの牽制(見張り合い)を守っています。守る場所がそれぞれ違う、ということなんですね。
この記事で分かること
- 予防に効く統制の三本柱と、別々の担当者に割り振るべき五つの職務
- 兼務が線を越える場所と、独立したチェックに付く条件
- 出題での切られ方三つ(予防と発見の入れ替え、すべて挙げさせる型、兼務を勧める型)
資産不正流用: 棚卸資産・その他資産の予防策(CFE-S1-D05-02)
よくある誤解
ここでは、それ一つだけを示されたら誤りになる書き方から並べます。
- 在庫を守るには、倉庫の施錠とカメラをそろえれば足りる、という整理
- 伝票の通し番号は事務の形式にすぎず、不正の防止には結び付かない、という説明
- 出荷を担当する人が廃棄の処理も兼ねたほうが、手続が速くて望ましい、という判断
- 現物を数える役は、在庫に最も詳しい倉庫の担当者に任せるのが適切、という読み方
三つ目などは、仕事の効率だけを見れば納得してしまいそうですよね。ところが、予防策としてそれ一つだけを示されたら、いずれも誤りになります。
つまずくのは、統制を一本だけ選ぼうとするときなんです。ここで言う統制とは、ひとことで言えば、不正やまちがいを防ぐための会社の仕組みのことなんですね。
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