計画の土台
戦略・目標・リスクの評価を土台に
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、年間の内部監査計画を何を土台に組み立てるのか、そして何を土台にしてはいけないのかを見ていきます。
内部監査というのは、つまり、組織が自分の中を自分で点検するはたらきのことですね。私と一緒に、じっくり見ていきましょう。
内部監査部門長が計画を組むときの土台は、組織体の戦略と目標、そしてリスクについての文書化された評価であり、その評価は少なくとも年に1回やり直します。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、計画の土台は前年度でも要望でも資源でもなく、戦略・目標・リスクの評価だ、ということですね。
内部監査部門長というのは、つまり、内部監査の部署のトップのことですよ。
この記事で分かること
- 年間の監査計画を組み立てるとき、何を土台に置き、何を土台にしてはいけないのか
- 「文書化された」「少なくとも年1回」という限定語を、なぜ落としてはいけないのか
- この論点に対応する3つの出題型(比較型/条件のすり替え型/責任主体・権限型)と、その切り方
年間の監査計画は、何を土台に組むのか(P3-B-01-a)
よくある誤解
まず、誤りになる記述を先に並べておきます。年間の内部監査計画を組み立てる主たるやり方として、単独で提示された場合の話です。
「単独で提示されたら」というのは、ほかの条件を添えない、という意味ですね。その記述一つだけを、計画の主たる土台として示された場合です。
一つずつ、思い浮かべながら読んでみてください。
- 前年度に作った計画をひな型にして、今年の分へ手直しするやり方
- 監査してほしいという声が多く上がっている部門から順に回るやり方
- 使える人数と日数の合計から逆算して、収まる範囲で組むやり方
どれも現場では見かけるやり方ではないでしょうか。ところが、計画の主たる土台として単独で出てくると、三つとも誤りになります。
しかも、三つは別々の理由で誤っているわけではありません。後で見るとおり、同じ一点でつながっているんです。
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