監査計画・資源配分への落とし込み
関連は語らず一枚の対応表で見せる
オーディットコア・ハブのアキラです。
この記事では、年度の監査計画を取締役会に提示したところ、計画の項目と部門の戦略目標との関連が不明確だと指摘された場面を題材に、戦略を年度の監査計画と資源配分へどう落とすのかを見ていきます。
その場では通りそうに見える対応ほど落とし穴があるので、一緒に確かめていきましょう。
指摘されたのが「関連が見えない」ことなら、応え方は関連を語り直すことではなく、対応関係を一枚の表にして見せることです。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、手を入れるべきは戦略でも計画でもなく、見せ方のほうだった、ということなんですね。
足りなかったのは一枚の表だった、と覚えておいてください。
この記事で分かること
- 承認されたことと、指摘に答えたこととがどう別なのか、そして指摘に直接答える一手はどれか
- 戦略から資源配分へ落とすとき、最初の一手をどこに置くか
- この論点で想定される出題型は三つ。最善解型、条件のすり替え型、時点型・先送りの検出と、その切り方
戦略を、年度の監査計画と資源配分へどう落とすか(P3-A-05-d)
よくある誤解
年度の監査計画を、取締役会に提示した場面です。そこで、計画の項目と内部監査部門の戦略目標との関連が不明確だ、と指摘されました。
ここで内部監査部門長(CAE)の対応として単独で提示されたら誤りになる記述を、先に並べます。
- 指摘はあったものの計画自体は承認されたので、計画どおりに監査を開始する、という対応
- 次回の報告会で、より詳細なプレゼンテーションを行うと約束する、という対応
- 部門の戦略が複雑すぎると判断し、より単純な戦略への改訂を検討する、という対応
三つとも、その場では通りそうに見えるんですよね。ところが、指摘されたのは何だったかに立ち返ってみてください。
どれも答えになっていません。承認されたことと、指摘に答えたこととは、別の話なんです。
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