計画外への備え
予備とは割り当てない工数のこと
オーディットコア・ハブのアキラです。
この記事では、計画外の事象や急な監査の要請に対応できる柔軟性を、年間の監査計画でどう確保しておくのかを見ていきます。
名簿でも、薄く溶けた余裕でもない備え方ですね。私と一緒に、じっくり見ていきましょう。
計画外の事象に備える最も効果的な方法は、監査部門の総工数の一部をどの業務にも割り当てないまま残し、緊急の調査や特別な要請のための予備資源として確保しておくことです。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、予備とは候補の名前のリストではなく、割り当てない工数のことだ、ということですね。
言い換えると、枠を100%埋め切らないという設計なんですよ。
この記事で分かること
- 計画外の緊急に備えるとき、柔軟性を確保する最も効果的な方法はどれか
- 全体へ薄く溶けた余裕と、切り分けて取り置いた余裕の違い
- この論点に対応する3つの出題型(最も効果的な方法を選ぶ型/紛らわしい言い換え型/手続・順序型)と、その切り方
計画外の緊急に、どう備えておくのか(P3-B-01-d)
よくある誤解
年間の監査計画を作る段階で、計画外の事象や急な監査の要請に対応できる柔軟性を確保しておきたい。そういう場面です。
ここでも、誤りになる記述を並べておきます。最も効果的な方法として、単独で提示された場合ですね。
- 優先度の低い業務を、差し替え先の候補として先に並べておく方法
- 予定工数をどの業務も多めに見積もって、計画全体に余裕を持たせる方法
- 年間の計画とは別に、半期ごとの短期の計画を作る仕組みを入れる方法
三つに共通して流れているのは、「計画の枠は全部埋めておいたほうが立派だ」という感覚なんです。
枠を全部埋めたいという感覚を残したまま柔軟性を足そうとすると、どの案も同じところでつまずきます。
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