資源が足りないと分かったときの動き方
削る前に、リスクを測り直して配り直す
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、内部監査部門の資源が減ったと分かった場面で、内部監査部門長が最初に置くべき仕事を見ていきます。
予算を削られたとき、範囲をどう縮めるかよりも前に来るものがあるんですね。内部監査部門長というのは、つまり、内部監査の部門を率いる責任者のことですよ。
資源が減ったときに最初に置くべき仕事は、削り方を決めることではなく、リスクを測り直して配り直すことです。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、絞ること自体が誤りなのではなく、測り直しの有無が分かれ目になる、ということですよ。
この記事で分かること
- 予算が減った場面で、範囲を一律に縮める対応が、なぜ答えとして外れるのか
- 資源が十分かどうかを見極めるのは誰で、不足の影響を誰に伝えるのか(基準8.2と原則10の住所)
- この論点の出題型3つ(事例適用・最善解型/一律処理型/責任主体・権限型)と、その切り方
資源が足りないと分かったときの動き方(P3-A-04-a)
よくある誤解
資源が減った場面での対応として、単独で提示されたら誤りになる記述を、先に並べておきます。
単独で提示されたら誤りになるとは、その記述だけを答えに置くと外れる、という意味ですよ。
- すべての監査業務の範囲を、一律に2割ぶん縮めるという対応
- 削減は受け入れられないと最高経営者に抗議して、元の額の復元を求めるという対応
- 減った予算で確実にこなせる、容易で小規模な監査だけに絞るという対応
三つとも、一見すると部門長がやりそうな動きに見えます。それなのに、資源が減ったときの答えとしては、どれも外れるんです。
なぜでしょうか。三つに共通して抜けているのは、減った後にリスクを測り直すという順序なんですね。
リスクを測り直すというのは、つまり、どこがどれだけ危ないかをもう一度つかむことですよ。
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