人が抜けると決まった後の初動

在籍中に、受け手を決めて知識を移す

オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、部門で唯一の専門家が辞めると分かった場面で、内部監査部門長が直ちに始めることを見ていきます。

ここで困っているのは、人が辞めること自体ではないんですね。内部監査部門長というのは、つまり、内部監査の部門を率いる責任者のことですよ。

人が抜けると分かったときの初動は、処遇の交渉でも書き物でもなく、受け取る人を決めて、在籍しているうちに知識を移すことです。

この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、在籍期間という期限つきの資源を、受け手を決めて使う、ということですよ。

この記事で分かること

人が抜けると決まった後の初動(P3-A-04-d)

よくある誤解

部門で唯一の専門家が辞めると分かった場面で、初動として単独で提示されたら誤りになる記述を並べておきます。

三つとも、動機はよく分かるものですよね。形に残るものを作らせたい、無理はしたくない、そもそも辞めないでほしい。

それでも、マニュアルの全面改訂で残るのは、手順書に書き切れる部分だけです。その専門家が何を見て何を疑うかという判断のしかたは、紙に移りません。

給与の引き上げでは、部門としての知識の保有量が1ミリも増えません。共通しているのは、在籍している1年という期限つきの資源の使い方です。

受け取る人を決めないまま、使い切ってしまうんですね。

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