組織構造と環境の形
形が変われば固有のリスクも入れ替わる
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、集権型と分権型という組織の形の違いが、注意すべきリスクの中身をどう変えるのかを整理していきます。
形を見ないままリスクを当ててしまうと、正反対のものを選んでしまうんですね。
組織構造の形そのものが、注意すべき固有のリスクの中身を決めます。集権型なら硬直と対応の遅れ、分権型なら基準の不統一です。
この一文が、今回の暗記対象なんです。
ひとことで言えば、意思決定の権限がどこにあるかという1本の軸で、警戒すべき中身が左右に入れ替わる、ということなんですね。
この記事で分かること
- 集権型と分権型で、注意すべき固有のリスクがどう入れ替わるのか
- 組織の形を見るというのは、何を3つ見る作業なのか
- この論点が問われる3つのパターンと、形を先に固定する読み方
組織の形が変われば、注意すべきリスクも変わる(P2-A-05-f)
よくある誤解
意思決定、つまり物事を決める権限が頂点に集まっている組織、いわゆる集権型。この集権型の組織を監査するとします。
注意すべきリスクとして単独で提示されたら誤りになる記述を並べますね。集権型の職場を思い浮かべながら読んでみてください。
- 統制の基準が部門ごとにそろわなくなる、という記述
- 各部門が独自の判断で動き、全社の方針との整合が崩れる、という記述
- 権限が集まることで、現場の意欲が過度に高まりすぎる、という記述
はじめのふたつは、リスクとしては成り立ちますよね。ところが、そのふたつは権限が現場に散っている分権型のほうで起きることなんです。
集権型を監査しているのに、正反対の形のリスクを当てているんですね。形を取り違えた、ということになります。
3つめは、そもそも集権型に固有のリスクとして成り立ちません。3つとも、組織の形を見ないままリスクを決めてしまった結果として並んでいます。
この続きは、アプリの「テキストで学ぶ」で。
この論点の解説・「この論点はこう問われる」(出題の類型)・「試験テクニック」(解答の手順)・「覚え方」は、CIA問題集アプリの有料プランでお読みいただけます。
同じ論点の演習問題へそのまま進めます。
無料10問を試す(登録不要) 5日間無料で全問試す全文が読める見本: 3ラインモデル、戻せるのは「いつの時点」か、それとも「どれだけ早く」か、外部評価の実施間隔