新技術の新興リスク
探すのは技術に内在する性質から
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、新しい技術を入れた業務のリスク評価で、何を最も重要なリスクとして拾うのかを整理していきます。
予算や人材や設備といった聞き慣れた心配事に手が伸びやすいところなんですが、見るべきはそこではないんですね。
新しい技術のリスクは、導入という出来事に付随する一般的な心配事ではなく、その技術に内在する性質から探します。
この一文が、今回の暗記対象なんです。
ひとことで言えば、その技術が新しく持ち込んだ性質から生まれるものが新興のリスクで、技術がなくても起きることは従来からある一般的なリスクだ、ということなんですね。
この記事で分かること
- 新しい技術のリスクを、どこから探せばよいのか
- 従来からある一般的なリスクと、新興のリスクをどう切り分けるのか
- この論点が問われる3つのパターンと、目標への直接性という軸の当て方
新しい技術が持ち込むリスクを、どう見つけるか(P2-A-05-c)
よくある誤解
新しい技術を入れた業務のリスク評価を考えます。最も重要なリスクとして単独で提示されたら誤りになる記述を、並べますね。
- 導入にかかる費用が見積もりを超える、という記述
- 担当者の技能が古くなって通用しなくなる、という記述
- サーバーが物理的な災害で止まる、という記述
どれも心配ではありますよね。けれども、3つには共通点があります。
新しい技術を入れていなくても、前から存在していたという性質なんです。費用の超過も、技能の陳腐化も、設備の被災も同じです。
技術の中身とは関係なく起こります。つまり、目立つけれども一般的な心配事ばかりが並んでいる、ということになります。
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