頼まれた範囲の外に、確かめるべきリスクがあるとき
依頼の範囲は出発点、全社リスクとの照合が到達点
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、依頼を受けて助言する側の業務で、頼まれた範囲のまま計画を閉じてよいのかを見ていきますね。
合意が決めているものと、合意では外れないもの。この2つの切り分けを、私と一緒に押さえていきましょう。
依頼された範囲は計画の出発点であって到達点ではなく、全社の重要リスクと照らして範囲そのものを協議の対象に載せることが、計画段階の仕事です。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、合意が決めているのは範囲であって、リスク評価をするかどうかではない、ということなんですね。
頼まれたとおりに狭く閉じるのでもなく、勝手に広げるのでもなく、範囲そのものを話し合いの議題に載せる。ここが分かれ目ですよ。
この記事で分かること
- 助言業務であっても、対象活動を理解し関連リスクをつかむという要求が消えないのはなぜか
- 依頼された範囲と全社の重要リスクがずれているとき、計画段階で何を確かめ、誰と何を話し合うのか
- この論点で想定される3つの出題型と、その切り方
頼まれた範囲の外に、確かめるべきリスクがあるとき(P2-A-03-a)
よくある誤解
まず、その記述だけを答えの根拠に置いたら誤りになる、という言い分を先に並べておきますね。
- 助言業務は依頼部門との合意で範囲が決まるのだから、頼まれた開示様式の確認だけで計画を閉じてよい、という線引き
- 正式なリスク評価を求められない業務なら、対象活動の理解も関連リスクの把握も省いてよい、という省略
- 全社の戦略に関わるリスクは保証業務のときに扱えばよい、という役割分担
- 外部への開示基準がそろっているかだけ見れば、あとは専門部門の責任だ、という切り分け
どれも、業務の進め方としては一理ありますよね。合意で範囲が決まるのは事実です。
専門部門が一次的な責任を負っているのも事実ですね。
ところが、こうした言い分を「だから計画ではリスクを見なくてよい」という結論の根拠に置いた瞬間、誤りになるんです。
この続きは、アプリの「テキストで学ぶ」で。
この論点の解説・「この論点はこう問われる」(出題の類型)・「試験テクニック」(解答の手順)・「覚え方」は、CIA問題集アプリの有料プランでお読みいただけます。
同じ論点の演習問題へそのまま進めます。
無料10問を試す(登録不要) 5日間無料で全問試す全文が読める見本: 3ラインモデル、戻せるのは「いつの時点」か、それとも「どれだけ早く」か、外部評価の実施間隔