戦略や目標を評価する、その目的
見るのは是非ではなく、計画に載せるリスク
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、内部監査人が組織の戦略や目標を評価する目的を確かめていきますね。
何のために評価するのか、ひとつずつ見ていきます。言葉の響きは穏やかですが、経営判断への踏み込みとの線引きが際どい論点なんです。
内部監査人が戦略や目標を評価するのは、戦略の是非を論じるためではなく、その達成を妨げる重要なリスクを識別して監査計画に反映させるためです。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、戦略と目標を評価するのは、リスクを識別して計画に載せるため、ということですね。
ここで扱う学習目標は、専門職としての正当な注意を発揮することです。
そのうち、戦略や目標を評価する目的にあたる部分なんですね(学習目標P1-B-05-a)。
この記事で分かること
- 内部監査人が戦略や目標を評価する目的が、GIASのどこに、なぜ置かれているのか
- 「評価する」という言葉が、経営判断への踏み込みとどこで分かれるのか
- この論点と相性のよい3つの出題型と、その切り方
戦略や目標を評価する、その目的(P1-B-05-a)
よくある誤解
正当な注意の説明には「組織体の戦略や目標を評価する」と書かれています。
この一文を読むと、経営そのものに切り込む役割を思い浮かべる方が多いんじゃないでしょうか。まず、誤りになる記述を先に並べておきますね。
内部監査人が戦略・目標を評価する目的として、それだけが示されたら外れになるものです。
- 経営陣に向けて、その戦略が妥当かどうかを見極め、代わりの案まで示すこと
- その目標に手が届くのかどうかについて、独立した立場から見解を述べること
- 同業他社のやり方と引き比べて、どちらの戦略が優れているかを論じること
どれも、組織のどこかで誰かが担っている仕事ではあります。ところが、内部監査人が正当な注意として行う評価の目的としては、三つとも外れなんです。
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