COSO内部統制の五つの構成要素
名前でなく働きの中身で仕分ける
オーディットコア・ハブのアキラです。
この記事では、COSOが挙げる内部統制の五つの構成要素を、名前の響きではなく働きの中身から仕分けられるように整理していきますね。
リスク評価とモニタリングの見分けは、どこで決まるのでしょうか。
五つの要素は名前の響きではなく働きの中身で仕分けるもので、リスクを洗い出す段階がリスク評価、機能し続けているかを確かめる段階がモニタリングです。
この一文が、今回の暗記対象なんです。
ひとことで言えば、時間の軸が「これから起きうること」ならリスク評価、「今も働いているか」ならモニタリングだ、ということなんですね。
まず声に出してみてください。
この記事で分かること
- 統制環境を土台にした五つの構成要素の名前と、それぞれの働きの中身
- 企業風土やガバナンスといった関連語との見分け方、そして有効性を判定する二つの観点
- この論点で想定される出題の三つの型と、狙われるすり替えの軸
COSO内部統制の五つの構成要素(CFE-S3-D03-03)
よくある誤解
その記述だけを取り出して示されたら誤りになるものを、先に並べておきますね。
- COSOが挙げる五つの構成要素の一つは、企業風土
- 五つの構成要素の一つは、監査証跡
- 五つの構成要素の一つは、コーポレート・ガバナンス
- 五つの要素が束になって組み上げる先は、企業倫理の理論体系や人材育成の枠組み
- 統制環境の性質は、組織のトップの手で築かれるという一点で言い尽くせるもの
- 統制の仕組みが今も機能し続けているかを継続して確かめる働きが属するのは、リスク評価
企業風土・監査証跡・コーポレート・ガバナンスは、どれも関連語です。関連語であって、要素の名前ではありません。
コーポレート・ガバナンスとは、つまり組織全体をどう治めるかという枠組みのことですね。組み上げる先を倫理や人材育成へ広げるのは、内部統制の外です。
統制環境をトップが築く一点で語るのは、同時に成り立つ性質を一つに絞っています。確かめ続ける働きをリスク評価とするのは、時間の軸の取り違えなんです。
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