税務不正の手口類型
まず狙われた税の種類から仕分ける
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、税務不正の手口を、狙われた税の種類で仕分ける見方を整理していきますよ。
名前を挙げるときりがない手口も、割り方が決まると地図が見やすくなるんです。
手口を仕分ける順番は、まず狙われた税が稼ぎと持ち物にかかるものか消費と取引にかかるものか、次に操作された場所が収入か費用か資格か、それとも資産の保有と届出かです。
この一文が、今回の暗記対象なんです。
ひとことで言えば、狙われた税の種類を先に決めてから、収入と費用と資格、そして資産の保有と届出のどこを操作したかで仕分ける、ということなんですね。
この記事で分かること
- 税務不正の手口が、狙われた税の種類でどう割れるのか
- 帳簿が複数あることが、どんなときに兆候から外れるのか
- この記事で整理する出題型は、三つの切り方
税務不正の手口類型(CFE-S1-D17-02)
比較識別の回(CFE-S1-D17-01)は、用語の識別でした。ここは、狙われた税の種類で仕分ける話なんですね。
よくある誤解
こちらでも、単独で示されたら誤りになる記述を先に並べておきます。
- 帳簿が複数あるなら、それだけで脱税の故意を疑う根拠になる
- 資産を他人の名義に移して隠す行為は、物品税や付加価値税の脱税に分類される
- 納入業者と組んで請求書を水増しするのは、収入を偽る手口に分類される
- 海外の銀行口座や国外の資産を届け出ないのは、控除を偽る手口だ
- 排出量を実際より少なく申告して制度の資格を得るのも、費用を偽る所得控除の不正申告に入る
- 消費にかかる税の脱税といえば、付加価値税だけの話だ
上に並べた記述の、初めの一つを見てください。形が同じでも、目的が違えば評価は変わります。
そこを見落としているんですね。二つ目の記述は、狙われた税目、つまりどの税かの取り違えです。
三つ目の記述は、収入の側と費用の側の取り違えなんですね。四つ目の記述は、費用の側に見えます。
ところが本当は、資産の保有と届出の義務の側なんです。
五つ目の記述は、費用の偽装と、資格の詐称(資格をいつわること)という別々の手口を一つにまとめています。
そして最後の一つは、消費への課税を一つの方式に狭めすぎですね。理由が全部違いますから、まとめて覚えないでくださいね。
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