税務不正の比較識別
分かれ目は偽ったかどうかの一点
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、脱税と租税回避と節税が、どこで分かれるのかを整理していきますよ。
音が近い三つなので頭の中で混ざりやすいのですが、線の引き方そのものはとても素朴なんですね。
脱税と租税回避を分けるのは、軽くなった税額の大きさではなく、申告を偽ろうという意図があったかどうかです。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、減った結果ではなく、減らすのに使った手立てが偽りかどうかで決まる、ということなんですね。
この記事で分かること
- 脱税・租税回避・節税が、どこで分かれるのか
- タックスシェルターとタックスヘイブンと秘密管轄区域が、どこで別物になるのか
- この記事で整理する出題型は、三つの切り方
税務不正の比較識別(CFE-S1-D17-01)
よくある誤解
まず、単独で示されたら誤りになる記述を先に並べておきます。
- 違法なのは租税回避のほうで、脱税は制度を使った合法の負担軽減だ
- 脱税も租税回避も、どちらも違法な課税逃れだ
- 脱税も租税回避も、どちらも合法の負担軽減だ
- 申告に誤りがある以上、意図があったかどうかを問わず脱税の罪になる
- 政府に実際の取りこぼしが生じたときにだけ、脱税の罪が問われる
- タックスヘイブンとタックスシェルターは、同じものを指す言葉だ
- タックスシェルターは常に適法だ。あるいは、常に違法だ
上に並べた記述の、初めの三つを見てください。どちらが適法でどちらが違法か、その割り当てを取り違えています。
四つ目と五つ目の記述はどうでしょうか。罪が成り立つ条件を、結果の側へ置き換えているんですね。
本当は、本人の心の中、つまり主観の側で決まります。六つ目の記述は、場所を指す言葉と商品を指す言葉の混同です。
七つ目の記述は、どちらにもなり得るものを一方へ決めつけています。つまずく理由が、それぞれ違いますよね。
ですから、ひとまとめにして覚えないでください。
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