上申の報告に、何を載せるか
載せるのは性質と影響と経緯です
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、経営管理者が受け入れた重大なリスクを上へ報告するとき、その報告に何を載せるのかを扱います。
誰にどれだけの落ち度があったかを書けばよさそうに見えますよね。ところが、そこが落とし穴なんです。
上申の報告に載せるのは、誰の落ち度かではありません。リスクの性質と、潜在的な影響の大きさと、経営管理者との議論の経緯です。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、載せるのはリスクの中身そのものだ、ということですね。
人物評は内部監査の客観性を損ないますし、独自の対応案と工程表を差し出すのは越権にあたるんです。
この記事で分かること
- 上申の報告に含めるべき最も重要な要素が、どの三つなのか
- 個人の責任についての見解や、独自の対応案、工数とコストが外れる理由
- 3つの出題型と、その切り方
上申の報告に、何を載せるか(P3-D-05-a)
よくある誤解
まず、上申の報告に含める最も重要な要素を見ていきます。ここでは、その記述だけを答えに置いたら誤りになるものを、先に並べておきますね。
- 改善措置を実施しなかった経営管理者について、誰にどれだけの落ち度があったかという見解
- 内部監査部門が独自に組み立てた対応案と、その工程表
- 調査に費やした工数とコスト
どれも、報告書に載せようと思えば載せられます。ところが、この三つを受け取った側は困ってしまうんです。
そのリスクがどれほどのものなのかを、知ることができないからですね。
人物評も、独自案の工程表も、費やした人日、つまり作業にかかった時間の合計も、リスクの中身そのものは伝えません。
上申の報告に何を載せるかは、はじめから決まっているんですね。
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