決まった後に何をするか
残るのは議論と決定の記録です
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、上申を受けた取締役会がそのリスクを受け入れると決めた後、内部監査部門長に何が残るのかを扱います。
危ないと分かっているのに引き下がるのか、と感じませんか。そこを一緒に整理していきましょう。
上申は判断の材料を届けるところまでです。決まった後に残るのは、議論と決定の記録です。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、上申は解決する行為ではなく、決められる場所へ材料を届ける行為だ、ということですね。
決定を尊重したうえで、その議論と決定の中身を監査調書に記録しておきましょう。
この記事で分かること
- 取締役会が受容を決めた後、内部監査部門長の第一の責任がどこにあるのか
- 記録として残すものと、影響を追う監査手続の位置づけ
- 3つの出題型と、その切り方
決まった後に何をするか(P3-D-05-e)
よくある誤解
取締役会が受容を決めた後の対応として、その記述だけを答えに置いたら誤りになるものを並べます。
- 決定に異議を唱え、辞任までちらつかせて考え直すよう促す対応
- その決定はおかしいと、外部監査人や規制当局へ持ち込む行動
- 割り切れないので、内部監査が自分の判断でそのリスクを見張り続ける対応
三つに共通しているのは、決定が出た後もなお、自分の望む結論に近づけようとしている点です。
危ないと分かっているのに引き下がるのは、見て見ぬふりと同じではないか。そう感じるのは、監査人としてはむしろ自然なことかもしれませんよね。
ところが、この気持ちのまま動くと、いずれも枠組みから外れてしまうんです。
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