アシュアランスとアドバイザリーを分ける境界
評価か支援か、目的で分ける
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、アシュアランス業務とアドバイザリー業務が、どこで分かれるのかを扱います。
アシュアランスとは、ひとことで言えば、確かめたうえで大丈夫かどうかの結論を伝える仕事のことなんですね。私と一緒に、順に見ていきましょう。
業務の名前でも、頼んできた人でも、見ている時点でもなく、その仕事が何を提供するのかで分けます。
この一文が、今回の暗記対象なんです。
ひとことで言えば、対象も担い手も同じでも、独立した評価を出すのか、目標の達成を支える助言を渡すのかで種類が分かれる、ということなんですね。
この違いは、報告書の結びの形にそのまま出てくると思ってください。
この記事で分かること
- アシュアランス業務とアドバイザリー業務を分ける境界はどこにあるのか
- 外部の相手が出す保証と助言では、依拠の土台になるかどうかがどう変わるのか
- この論点で繰り返し現れる三つの出題型と、その切り方
アシュアランスとアドバイザリーを分ける境界(P3-B-02-d)
よくある誤解
二つの業務の違いを問われたとき、単独で提示されたら誤りになる記述を並べます。
- 過ぎたことを扱うのがアシュアランス業務で、これからのことを扱うのがアドバイザリー業務だという、時間軸での二分
- アシュアランス業務は常に経営者からの要請、アドバイザリー業務は常に関係部署からの要請で始まるという記述
- アシュアランス業務の主な目的は改善提案、アドバイザリー業務の主な目的は有効性の評価だという記述
- どちらも同じ内部監査部門が行うレビューなのだから、中身は同じ仕事だという記述
時間で切る記述は、いちばん引っかかりやすいんですね。評価は済んだことを見る、助言はこれからを語る。
この語感に、ぴたりと合うからです。要請者で切る記述はどうでしょうか。
現場から相談されて助言する場面は、実際に多いですよね。ですから、経験と噛み合ってしまうんです。
目的を並べた記述は、業務名と目的が1対1でそろっています。ですから、定義として整って見えます。
同じ仕事だと言い切る記述は、担い手が同じことを根拠にしています。けれども、担い手の名前は業務の種類を決めていません。
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