監査調書の情報を整理する
別の監査人がやり直せる形へ並べ直す
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、監査調書を整理するというのが、いったいどういう作業なのかを見ていきますね。
読みやすくすることと、別の監査人がたどり直せる形へ並べ直すこと。この2つは似ているようで、別の話なんです。
整理とは、情報を減らして読みやすくすることではなく、別の監査人が同じ作業をやり直せる形へ情報を並べ直すことです。
この一文が、今回の暗記対象なんです。
ひとことで言えば、整理が向かっているのは、レビューする側が短い時間で中身を追えて、重要な発見事項が埋もれずに際立つ状態なんですね。
置き場所の節約や報告書を書く手間の軽減は、たまたま一緒についてくるかもしれない話にすぎません。どちらがねらいで、どちらが後からついてくる話なのか。
ここを分けて覚えておいてください。
この記事で分かること
- 整理の直接のねらいと、後からついてくる出来事を、どこで切り分けるか
- 用語を本文に残したまま、定義と計算の前提をどこへ置くのか
- この論点の出題3類型(目的・ねらい型/半分正しい複合記述型/対処のすり替え型)と、そのかわし方
監査調書の情報を整理する(P2-B-07-a)
よくある誤解
まず、監査調書を整理するねらいとして、単独で示されたら誤りになる記述を並べておきますね。
単独で示されたら、というのは、つまり、ほかの説明を抜きにして、それだけが理由として置かれている場合のことです。
- 書類の置き場所を節約するため
- 監査を受けた部署に、中身を見せやすくするため
- 監査報告書を書く手間を減らすため
- 難しい言葉を使わずに、やさしい表現へ置き換えて読みやすくするため
上の3つは、整理の結果として起きるかもしれない出来事ですよね。4つ目は、読み手への親切そのものに見えます。
ところが、整理のねらいとして単独で出たら、どれも誤りになります。起きるかもしれない出来事と、整理が目指しているねらい。
この2つは、別の話だからなんですね。
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