監査調書と個々の内部監査業務の結果との関連性を分析する
結論の欄から左へ遡れるか
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、リスク・コントロール・マトリクスや参照番号が、結論をどう裏づけているのかを見ていきますね。
欄が埋まっていることと、結論から根拠へ遡れること。この2つは、別の話なんです。
結論の欄から左へ遡り、手続、コントロール、リスクへ一行でたどり着けるかどうかが、その結論を裏づけているかどうかの判定です。
この一文が、今回の暗記対象なんです。
ひとことで言えば、表の値打ちは埋まっていること自体ではなく、4つの欄が同じ一行の上でつながっていることにある、ということなんですね。
参照番号も同じ働きをします。番号をたどると根拠に着く。
この一点のために振っているんですよ。
この記事で分かること
- リスク・コントロール・マトリクスの値打ちが、どこにあるのか
- 参照番号による相互参照が、何を目に見える形にしているのか
- この論点の出題3類型(役割のすり替え型/事務の効用との弁別型/時間をまたぐ用途型)と、そのかわし方
監査調書と個々の内部監査業務の結果との関連性を分析する(P2-B-07-c)
よくある誤解
はじめに、リスク・コントロール・マトリクスについて一言だけ。マトリクスとは、つまり、縦と横で項目を対応させた表のことですね。
監査調書の一般的な例として挙げられる表のひとつです。挙げたリスク、そのリスクに当てて評価したコントロール、実施した手続、そして導き出した結論。
これらを対応づけた表なんですね。まずは、この表がどんなものかを頭に入れておいてください。
そのうえで、この表の役割として単独で示されたら誤りになる記述から並べます。
- 監査報告書を自動で組み立てるための、元データの置き場
- 監査を受けた部署の業務手順書の代わりになるもの
- 業務にかかった費用を合計して、見合う成果だったと示すもの
- 欄がすべて埋まっていること、それ自体
あわせて、調書に参照番号を振って相互に参照させるねらいも見ておきましょう。単独で出たら誤りになる記述は、次のとおりです。
- 全体が何枚あるのかを数えやすくするため
- ファイル名の付け方をそろえるため
- どの調書から見ていくか、順番を決めやすくするため
前半は表の使い道のすり替え、後半は事務の効用へのすり替えですね。どれも作業としては実在しますよね。
ところが、結論を支える働きの説明としては、いずれも誤りです。表や番号の使い道の話なのか、結論を支える働きの話なのか。
いつも分けて見てください。
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