プロセスの範囲を決める
範囲は名前ではなく開始点で切る
オーディットコア・ハブのアキラです。
この記事では、内部監査人がひとつのプロセスを分析の対象にするとき、その範囲をどこからどこまでと切り取るのかを見ていきますね。
取り上げるのは代金回収プロセスです。名前の印象に引っぱられると、どこでつまずくのでしょうか。
プロセスの範囲は、名前の印象からではなく、そのプロセスが引き受ける仕事の最初の一歩と最後の一歩をどこに置くかで切り取ります。
太字のこの一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、範囲を切るのは名前ではなく、開始点と終了点だ、ということですね。
代金回収の開始点なら、組織が顧客からの支払いを受け取った時点。まずはここを押さえておきましょう。
この記事で分かること
- プロセスの範囲を、名前の印象ではなく開始点と終了点で切るという考え方
- 開始点を早い側へずらしたとき、遅い側へずらしたときに、見える範囲がどうずれるのか
- この細目に対応する3つの出題型と、それぞれの切り方
プロセスの範囲を、どこからどこまでと決める(P2-B-04-a)
よくある誤解
まず、プロセスという言葉から確かめておきますね。プロセスとは、つまり仕事の流れのことです。
ここで取り上げるのは、代金回収プロセスですね。その開始点として単独で提示されたら誤りになる記述を、先に並べておきます。
- 顧客から注文を受けた時点
- 顧客あてに請求書を発行した時点
- 銀行が入金を確認して、会社へ報告してきた時点
ここでいう「単独で提示されたら」とは、それ1つだけが答えとして置かれる、という意味なんです。ほかの条件とは組み合わさっていません。
3つとも、代金の回収という仕事のまわりで現実に起きる出来事ですよね。どれも、監査の対象になり得る出来事なんですね。
ところが、代金回収プロセスの開始点として単独で出たら、3つとも誤りになります。前の2つは早すぎ、最後の1つは遅すぎるからです。
早い側の外れと遅い側の外れが、対になって置かれる作りが想定されます。対で置くこの作りが、今回の見方の軸になります。
まずは、この対の作りを頭の隅に置いておいてください。
この続きは、アプリの「テキストで学ぶ」で。
この論点の解説・「この論点はこう問われる」(出題の類型)・「試験テクニック」(解答の手順)・「覚え方」は、CIA問題集アプリの有料プランでお読みいただけます。
同じ論点の演習問題へそのまま進めます。
無料10問を試す(登録不要) 5日間無料で全問試す全文が読める見本: 3ラインモデル、戻せるのは「いつの時点」か、それとも「どれだけ早く」か、外部評価の実施間隔