トピック別要求事項は、最初に置く土台
参考資料ではなく、準拠が必須の土台
オーディットコア・ハブのアキラです。
この記事では、トピック別要求事項、英語で Topical Requirements、略してTRが発行されている分野の監査で、内部監査人が第一に行うことを見ていきます。
方針のレビューやヒアリング、過去の調書の分析より前に、何を置くのでしょうか。一緒に確かめていきましょう。
トピック別要求事項は、使うかどうかを選べる参考資料ではなく、その監査が乗るべき必須の土台です。まず土台だと認識し、方針のレビューやヒアリング、過去の調書の分析は、その上に順序立てて積む後続の作業として設計します。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、TRは選べる参考資料ではなく、その監査が乗るべき必須の土台だ、ということですね。
まず土台だと認識して、情報収集はその上に順序立てて積む。順番の問題に見えて、実は準拠しているかどうかの問題なんです。
この記事で分かること
- トピック別要求事項が、なぜ「参考にしてもよい資料」ではなく必須の土台なのか
- 方針のレビューやヒアリング、過去の調書の分析を、どの位置に置いて設計するのか
- この論点に対応する三つの出題型と、その切り方
トピック別要求事項は、最初に置く土台(P2-A-01-a)
よくある誤解
まず、監査計画で「第一に行うこと」として単独で提示されたら誤りになる記述を、先に並べておきますね。
ここでいう「単独で提示されたら」とは、ほかの条件が添えられていない場合のことです。
つまり、その記述だけが答えの候補として置かれている、という意味ですね。
- 組織の方針と手続をレビューする
- 経営陣にヒアリングして状況を聞き取る
- 過去の調書を読み込んで分析する
- トピック別要求事項を、任意の参考資料として扱う
四つ並べましたが、はじめの三つは、どれも監査計画のなかで実際に行う作業ですよね。ところが、「最初の一手」として単独で置かれると、誤りになるんです。
四つ目だけは、性格が違います。順番の問題ではなく、扱い方そのものが誤りなんですね。
なお、調書というのは、監査で行った作業や集めた証拠を残しておく記録のことです。
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