証拠は、出所と扱い方で強さが決まる
独立した先から自ら受け取り、原本は保全
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、不正調査で集めた証拠の扱いを見ていきましょう。
後の懲戒処分や法的手続きで使うには、何がそろっている必要があるのか。原本と写しをどう扱い分けるのかも確かめますね。
証拠の強さの並べ方も、いっしょに整理してみてください。
証拠の強さは中身より先に、誰から、どういう経路で手に入れ、その後どう扱ったかで決まります。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、合法的に入手していることと、入手したあとも継続して管理されていること。
この二つがそろって初めて使える、ということなんですね。最も信頼できるのは、第三者機関が発行し、内部監査人が自分で直接入手した原本です。
独立した出所、自ら入手、原本。この三つの条件が欠けるほど、証拠は弱くなっていきますよ。
この記事で分かること
- 証拠の強さを決める三つの条件と、原本と写しの扱い方の違い
- 検査する対象が専門的なときに求められる備えと、力量が足りないときの手当て
- この論点でよく使われる三つの出題型と、その見分け方
証拠は、出所と扱い方で強さが決まる(P1-D-05-d)
よくある誤解
証拠の集め方と扱い方として、単独で示されたら誤りになる記述を並べます。
- できるだけ多くの情報を集めることを、まず目指すこと
- 本人から直接の証言を取ることを、目標に置くこと
- 対象部門からもらった写しを、原本と同じ重さで扱うこと
- 匿名で届いた通報のメールを、そのまま裏づけに使うこと
- 受け取った原本に日付や番号を書き込んで管理すること
- 対象部門と対立しないことを優先すること
量、証言、手軽さ、相手ともめないこと。並べてみると、どれも現場では大事にされている価値なんですよね。
ところが、当てるべき基準は別にあります。後の懲戒や法的な手続きで使えるか、という基準です。
懲戒とは、つまり組織の中で科される罰のことですね。この基準を当てると、いずれも証拠の強さを説明していません。
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