事実を集める聞き方、事実を遠ざける聞き方

初手は詰問せず、まず流れを訊く

オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、不正調査のインタビューで内部監査人が取る態度と、誰から聞き始めるかという順番を見ていきましょう。

同じ聞き取りでも、集まる事実の量と質がどう変わるのか、いっしょに確かめてみてください。

インタビューは自白を取る場ではなく事実を集める場であり、態度と順番が、集まる事実の質をそのまま決めます。

この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、こういうことですね。

公正さと客観性を保ち、非難がましい態度を避けて質問してみましょう。そうするほど、相手は身構えを解いて自分から事実を語り始めるんですね。

順番のほうも同じで、出発点は実際の業務をよく知っている周辺の第三者。そこで輪郭を固めてから、中心へ進みます。

誘導しない、はい・いいえだけを求めない、二人体制で行う。こうした原則も、同じ狙いの上に並んでいるんですよ。

この記事で分かること

事実を集める聞き方、事実を遠ざける聞き方(P1-D-05-b)

よくある誤解

インタビューの進め方として、単独で示されたら誤りになる記述を先に並べます。

どれも「早く真相に近づく」ための工夫に見えますよね。ところが、集まる事実の量と質という尺度で当てると、いずれも狙いから外れます。

相手が身構えるほど、口は閉じます。閉じた相手から出てくるのは、あとで確かめようのない断片だけなんですね。

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