リスク選好とリスク許容度
選好と許容度は、線を引く高さで切り分ける
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、CIA試験の学習目標をひとつ、読み物として整理していきます。
今回扱うのは、リスク選好とリスク許容度の切り分け。どちらの高さの話をしているのか、誰がその線を引くのかを、私と一緒に見ていきましょう。
リスク選好は組織全体として引き受ける量と種類の方針、リスク許容度は個々の目標ごとに許される変動の幅である。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、選好は組織ぜんぶで「ここまでは引き受ける」と決めた方針のこと。
許容度は、目標ひとつずつに引かれる「ここまでなら大丈夫」の線ですね。違いは、どの高さの話をしているかで決まるんですね。
扱うのは、組織体のリスク選好とリスク許容度を認識するところです(学習目標P1-C-05-b)。対になっている2語を、1語に潰さないでくださいね。
この記事で分かること
- リスク選好とリスク許容度の切り分け方と、戦略レベルとパフォーマンスレベルという高さの違い
- 誰がその線を引くのか、そして許容度を超えたときに何を決めておくのか
- この細目で想定される3つの出題パターンへの切り分け方
なお、リスクの種類や、固有リスクと残余リスクの関係はリスクの種類と固有リスク・残余リスク(P1-C-04の回)で扱っています。
固有リスクとは、コントロールを考えない状態で元々ある大きさのこと。残余リスクとは、対応のあとに残っている分のことですね。
リスク選好とリスク許容度を、高さの違いで切り分ける(P1-C-05-b)
よくある誤解
まずは、リスク許容度を説明する場面です。ここで単独の記述として示されたら誤りになるものを挙げますね。
- リスク許容度とは、組織が全体として受け入れるリスクの総量と種類のことである
- リスク許容度とは、規制当局が定めた、遵守すべき上限値のことである
- リスク許容度とは、コントロールが存在しない状態で内在しているリスクの水準のことである
- リスク選好とリスク許容度は、同じ内容を別の言葉で言い換えたものである
1つ目はリスク選好の説明です。2つ目は、外から課される規制要件の説明ですね。
3つ目は固有リスクの説明です。4つ目は、対になっている2語を1語に潰してしまう誤りなんです。
この続きは、アプリの「テキストで学ぶ」で。
この論点の解説・「この論点はこう問われる」(出題の類型)・「試験テクニック」(解答の手順)・「覚え方」は、CIA問題集アプリの有料プランでお読みいただけます。
同じ論点の演習問題へそのまま進めます。
無料10問を試す(登録不要) 5日間無料で全問試す全文が読める見本: 3ラインモデル、戻せるのは「いつの時点」か、それとも「どれだけ早く」か、外部評価の実施間隔