取締役会の責任
線をつなぐのが仕事、中身は指図しない
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、取締役会が内部監査の独立性を「どうやって」守るのかを見ていきます。
監査の中身を厳しく見張ることではないんですね。では何をするのか、一緒に確かめていきましょう。
取締役会の基本責任は、CAEとの直接的な指示・報告関係を確立して維持することであり、監査の中身への関与を深めることではありません。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、取締役会の仕事は線をつなぐことなんです。
線の向こうの中身を指図することではない、ということですね。
この記事で分かること
- 原則7が取締役会に求める「独立性と適格性を確立し、保護する」の中身と、そこに付く動詞(確立・承認・意見提供・確保)
- 行き過ぎた介入になるのはどこからか。最高経営者は支える側として何をするのか
- 出題の型と切り方を3つ(責任主体・権限型/半分正しい複合記述型/定義・目的型)、それぞれ例つきで示します
取締役会は独立性を「どうやって」守るのか(P1-A-07-b)
よくある誤解
ここでは、単独で提示されたら誤りになる記述を、先に並べておきます。
- 取締役会は、個々の監査業務の計画と進捗を詳しく管理し、逐一指示する
- 取締役会は、内部監査部門のスタッフ全員の採用面接に直接加わる
- 規制当局へ出す監査報告書は、取締役会の名義で承認して提出する
- 内部監査の独立性を確立し保護するのは、CEOの責任である
上の三つは、「熱心に関われば関わるほど独立性が守られる」という発想から出ています。四つ目は主語のすり替えです。
原則7が名指ししているのは取締役会なんですね。
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