アドバイザリー業務の定義
助言は渡しきり、決定と管理責任は残す
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、アドバイザリー業務がどこまでを引き受ける仕事なのかを確かめていきますね。
手がかりは、渡してよいものと渡してはいけないものの線引きです。動詞が二列に分かれる感覚を、一緒につかんでいきましょう。
合意した内容と範囲の内側で、助言はどこまで深く渡してもよい一方、採否の決定と管理責任は経営管理者に残り、内部監査人はそれを引き受けません。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、助言は渡しきってよいけれど、採否の決定と管理責任は経営管理者に残す、ということなんですね。
ここが分かれ目ですよ。
この記事で分かること
- アドバイザリー業務は、アシュアランスを提供せず、監視の責任も負わないこと。助言・インサイト・フォーサイトを届けて、改善に貢献する業務であること
- 渡してよいもの(助言、提案、選択肢の整理、リスクの洗い出し)と、渡してはいけないもの(意思決定と管理責任)の線引き
- この記事では、出題の型を定義・目的型、責任主体・権限型、半分正しい複合記述型の3つに整理します。切り方は「主体→動詞→目的語」に圧縮する手
アドバイザリー業務は、どこまでを引き受ける仕事か(P1-A-04-c)
よくある誤解
アドバイザリー業務の説明として単独で提示されたら誤りになる記述を並べますね。
- 経営管理者に代わって、内部監査人が最終的な意思決定を行う業務である
- ガバナンスやリスク・マネジメントについて、客観的なアシュアランスを提供する業務である
- 財務報告の信頼性を保証し、外部のステークホルダーへ報告する業務である
- 助言なのだから、客観性までは求められない
一つめは、管理責任の引受けです。管理責任とは、決めた仕組みを持ち続け、面倒を見る責任のことですよ。
二つめは、アシュアランス業務との取り違えです。三つめは、外部監査人の役割の混入なんです。
四つめは、業務の型が変わっても内部監査の属性は変わらない、という点を落としているんですね。
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