ベンチマーキングは何のために比べるのか
優劣の証明ではなく改善の余地を見つける
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、内部監査部門が行うベンチマーキングについて、何のために比べるのかを整理します。
ベンチマーキングというのは、他と比べることで自分たちの位置を確かめる手法ですね。
ベンチマーキングは優劣を証明する道具ではなく、改善の余地を客観的に見つけるための手段です。
この一文が、今回の暗記対象なんです。
ひとことで言えば、比べる相手は業界のベストプラクティス、差し出すのは自分たちのプロセスとパフォーマンス、取り出すのは改善の余地。
この三つがそろっているかが分かれ目、ということなんですね。
この記事で分かること
- ベンチマーキングは何のために行い、どんなリスクがついてくるのか
- 相手のやり方が公表されていないとき、比較をどう置き換えるのか
- 出題される三つの型と、目的を問う設問での見分け方
ベンチマーキングは何のために比べるのか(P3-C-05-c)
よくある誤解
ここからは、よその組織を基準にして自分たちを測る場面です。ベンチマーキングというのは、他と比べることで自分たちの位置を確かめる手法ですね。
では、ベンチマーキングの主たる目的として単独で出てきたら、誤りになる記述を並べておきますね。
- 経営陣に向けて、うちは競合より上だと示す材料を集めること
- よその会社のやり方を、手順書ごとそっくり持ち帰ること
- 監査対象部門が自分で掲げた目標について、その達成度を確かめること
箇条書きの一つ目は、目的の取り違えです。二つ目は、取り違えであるだけではありません。
機密の侵害という倫理上の問題にも、なり得ます。三つ目は、行為そのものが誤りなのではありません。
監査対象部門というのは、監査を受ける側の部署のことですね。
その部門の目標の達成度を確かめるのは、内部監査がふだん行う通常のアシュアランス手続にすぎない、ということなんです。
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