部門全体に影響する不適合の開示先
二者そろって初めて開示になる
オーディットコア・ハブのアキラです。
この記事では、品質の内部評価で見つかった基準への不適合が、部門の全体的な範囲や運用に影響するとき、CAEが誰に開示しなければならないかを見ていきます。
届け先を決める物差しはどこにあるのか、私と一緒に確かめていきましょう。
開示先を決めるのは相手の専門性ではなく、不適合が部門の全体的な範囲や運用に影響を与えるかどうかで、影響が及ぶなら取締役会と最高経営者の二者へ開示します。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、見るべきなのは相手が詳しいかどうかではなく、不適合の広がりのほうなんですね。
そして届け先は二つで一組。どちらか片方に伝えただけでは、開示を終えたことになりません。
ここが分かれ目ですよ。
この記事で分かること
- 部門の全体的な範囲や運用に影響する不適合を、CAEが誰に開示しなければならないか
- 開示先を決める物差しが、相手の専門性ではなくどこにあるのか
- この論点に対応する3つの出題型と、その切り方
部門全体に影響する不適合を、誰に開示するか(P3-C-02-a)
よくある誤解
まず、開示先として単独で提示されたら誤りになる記述を、先に並べておきます。
単独で提示されたら、というのは、その記述だけを答えに置いたら、という意味ですね。ここに挙がる三つは、なぜ答えとして成立しないのか。
その理由を探しながら読んでみてください。
- 外部の監査人だけへの報告
- 内部監査部門のスタッフ全員への共有
- 規制当局や株主への通知
情報を渡す相手としては、どれもあり得ますよね。何かを隠している感じもしません。
読んでいて強い違和感も出ないはずです。ところが三つとも、基準が名指しした二者が欠けているんです。
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