QAIPは何のためにある仕組みか
物差しはGIAS、ねらいは継続的な向上
オーディットコア・ハブのアキラです。
この記事では、QAIP(品質のアシュアランスと改善のプログラム)が、誰を対象に、何を物差しにして、何のためにある仕組みなのかを整理していきますね。
いつも評価する側にいる内部監査部門が、今度は評価される側にまわる、という話なんです。
QAIPが当てる物差しはGIASであって、外部監査人の要求でも、人事の評価でも、費用の多寡でもありません。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、照らす先はGIASひとつだけ、ということですね。
GIASとは、つまり、内部監査のやり方を定めた基準のことなんですよ。
対象は個人の処遇ではなく内部監査部門の活動で、ねらいは基準への適合の評価と継続的な向上。この三つを組にして持っておいてください。
この記事で分かること
- QAIPが、誰を対象に、何を物差しに、何のためにある仕組みなのか
- 目的を問う設問で、並んだ記述の対象・物差し・ねらいをどう見分けるのか
- 定義・目的型、物差しのすり替え型、責任主体・権限型という三つの出題型と、その切り方
QAIPは何のためにある仕組みか(P3-C-01-a)
よくある誤解
まず、QAIPの目的としてそれだけを示されたら誤りになる記述を、先に並べておきますね。
- 内部監査部門の活動を、外部監査人が求める形に合わせること
- 内部監査人ひとりひとりの働きぶりを測り、報酬を決める材料を出すこと
- どの内部監査業務についても、費用を最小限に抑えると保証すること
- 予算が効率よく使われていたかどうかを確かめること
どれも、部門の運営を考えるうえでは意味のある話ですよね。人事の評価も、費用の管理も、外部監査人とのやり取りもあります。
外部監査人とは、つまり、会社の外側から会社を確かめる専門家のことですね。四つとも、部門の仕事として現にあります。
ところが、QAIPの目的としてそれだけが出てきたら、評価の物差しがすり替わっているんです。
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