監査調書のレビューで、監督者が見ている一点
直すのは文章ではなく証拠のほう
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、監督者が監査調書と結論のレビューで何を確かめているのかを、私と一緒に見ていきましょう。
ここでいう監査調書とは、つまり、監査で何をして何が分かったかを書き残した記録のことですね。
証拠が足りないときに直すのは、結論の文章ではなく、証拠のほうです。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、証拠が足りないという状態は、結論の文章を書き直しても消えない、ということなんですね。
消せるのは、証拠を足すことだけなんです。発見事項そのものが筋の通ったものだと、つい承認したくなりませんか。
そこが分かれ目ですよ。
この記事で分かること
- 監査調書と結論のレビューで、監督者が確かめている中身
- 証拠の弱い調書が上がってきたとき、監督者が何をするのか
- 出題される3つの型(目的型/半分正しい複合記述型/前提が動いたときの型)の外し方
監査調書のレビューで、監督者が見ている一点(P2-C-01-c)
よくある誤解
まずは、監査調書と結論のレビューについて、単独で置かれたら誤りになる記述です。
- 発見事項そのものが妥当なのだから、証拠が弱くてもそのまま承認してよい、という判断
- 証拠の弱さに合わせて結論の書き方を弱め、辻褄を合わせるという処理
- 計画のレビューでは、予定した監査時間が部門の平均に収まっているかを主に見る、という説明
- 最新の監査ツールや新しい技術を十分に使えているかどうかを、レビューの主な規準に置く整理
- 報告書の書きぶりが、経営陣にとって受け入れやすいものかどうかを確かめる、という目的づけ
- 提言が予算の中で実行できることを保証するのが、レビューの目的だという説明
- 業務の途中で対象のプロセスが変わっても、当初の範囲のまま監査を終え、変更があった事実を報告書に書き添えれば足りる、という進め方
どれも、レビューという言葉から連想できる仕事ではないでしょうか。
ところが、監督者が調書と結論のレビューで確かめている中身としては、どれも的を外しています。
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