一つの業務の担当割当を決めるのは、監督者
部門全体の話と、この業務の話を分ける
オーディットコア・ハブのアキラです。
この記事では、一つの監査業務の担当割当を決めるのは誰なのかを、部門の全体に関わる仕事と切り分けながら見ていきましょう。
ここでいう監督者とは、つまり、ある業務について指導と監督を行うよう指名された人のことですね。
部門の全体に関わることは部門長と取締役会の層、その業務の担当割当は、その業務の監督者の層です。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、切り分けの軸は一つだけ。
その仕事が及ぶ範囲が、部門の全体なのか、目の前の一つの業務の中に収まるのか、ということなんですね。誤った記述だから外すのではなく、層が違うから外れる。
ここが、この論点でいちばん大事なところですよ。
この記事で分かること
- 一つの業務の担当割当と、部門全体に関わる仕事とが、どこで線を引かれるのか
- 監督者という言葉が、特定の職位ではなく役割を指すということ
- 出題される3つの型(責任主体・権限型/「最も適切」を選ばせる比較型/条件のすり替え型)の見分け方
一つの業務の担当割当を決めるのは、監督者(P2-C-01-b)
よくある誤解
まずは、その業務の監督者の主要な責任として単独で置かれたら誤りになる記述です。
- 部門全体の年間の監査計画を、最終的に承認すること
- 資源が足りないことが部門全体に及ぼす影響を、取締役会と直接話し合うこと
- チームのメンバーの専門的な能力を伸ばす戦略を、組み立てること
- 対立を避けるために、メンバーへ作業を個別に割り振って接点を減らすこと
- 監督者の権限で一方的に決めて、議論をそこで終わらせること
- 実際に客観性が損なわれた証拠はないのだから、外からの疑いには手を打たないでおくこと
上の三つは、どれも個々の業務の外側で決まる事柄です。部門長や取締役会・監査委員会、つまり組織の上のほうで方針を決める会議の層で決まるんですね。
下の三つは、チームをまとめる立場の人がとりたくなる動き方です。ところが、その業務の監督者の責任を問われると、上の三つは担う層がずれています。
下の三つは、収め方が逆を向いているんです。
この続きは、アプリの「テキストで学ぶ」で。
この論点の解説・「この論点はこう問われる」(出題の類型)・「試験テクニック」(解答の手順)・「覚え方」は、CIA問題集アプリの有料プランでお読みいただけます。
同じ論点の演習問題へそのまま進めます。
無料10問を試す(登録不要) 5日間無料で全問試す全文が読める見本: 3ラインモデル、戻せるのは「いつの時点」か、それとも「どれだけ早く」か、外部評価の実施間隔