状況を分析し、評価規準と比較する
あるべき姿を書く先は状況ではなく評価規準
オーディットコア・ハブのアキラです。
この記事では、集めた情報から状況を分析して、あるべき姿である評価規準と突き合わせ、差があるのかどうかを判断するところを見ていきます。
発見事項をつくる四つの部品が、それぞれどの問いを受け持っているのか。ここを、私と一緒に確かめていきましょう。
発見事項は部品ごとに受け持ちが決まっていて、あるべき姿を書く先は、状況ではなく評価規準です。
この一文が、今回の暗記対象なんです。
ひとことで言えば、状況はいまどうなっているか、評価規準はどうあるべきか、というふうに、部品ごとに答える問いが決まっている、ということなんですね。
書く先を取り違えると、いまの姿とあるべき姿の差がどこにあるのかが、読み手に伝わらなくなります。その一文はどの問いに答えているのか。
そこを確かめる癖をつけておきましょう。
この記事で分かること
- 発見事項をつくる四つの部品と、それぞれが受け持つ問い
- 差の有無を判断したあと、追加の分析が要るかどうかをどう決めるのか
- この細目で想定される三つの出題型と、その切り方
状況を分析し、評価規準と比較する(P2-B-06-a)
よくある誤解
まず、発見事項の説明として単独で提示されたら誤りになる記述を、先に並べておきますね。
単独で提示されたら、というのは、ほかの条件が何も添えられていない形のことです。つまり、その一文だけを見て、正しいかどうかを決めることになるんですね。
- 「気づいたことを一行にまとめれば、それで発見事項になる」
- 「あるべき姿は、状況の欄に書いておけばよい」
- 「四つの部品に分けて書けば、それだけで良い発見事項になる」
- 「経営管理者の見積りは専門的な判断だから、根拠を確かめずに受け入れてよい」
どれも、監査の現場で口に出てもおかしくない言い方ではないでしょうか。けれども、発見事項の作り方としては、いずれもどこかが抜け落ちています。
一行にまとめる書き方では、部品が足りません。あるべき姿を状況に置く書き方では、受け持ちが入れ替わります。
分けただけで良しとする書き方では、中身が埋まりません。根拠を確かめない受け入れ方では、状況そのものが固まりません。
抜けている場所は、項目ごとに違うんですね。そこを自分の言葉で言えるかどうかが、分かれ目になるんです。
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