評価規準からの逸脱の根本原因と潜在的な影響を識別する
原因は人の意識ではなく仕組みに置く
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、評価規準から外れた状態がなぜ生まれたのかという根本原因を、どこまで降りて探すのかを見ていきます。
あわせて、放っておくと何が起きうるのかという潜在的な影響を、どう識別するのか。
原因の置き場所ひとつで提言まで変わってしまいますから、そこを一緒に確かめていきましょう。
根本原因は人の意識で止めず、その状態を生んだ深層の問題まで降ります。多くの場合はコントロールの不備に関わっていて、書かれていないこと自体が根っこになりえます。
この一文が、今回の暗記対象なんです。
ひとことで言えば、意識が低い、注意が足りない、といった人を主語にした言葉で止めないで、その裏で働いていない仕組みまで降りていく、ということなんですね。
手順が書かれていないなら、研修を何度やっても書かれないままですよね。原因の置き場所を間違えると、そこから出てくる提言もまるごと外れてしまう。
ここが分かれ目ですから、押さえておきましょう。
この記事で分かること
- 根本原因を人の側に置くと、なぜ提言までまるごと外れてしまうのか
- 「なぜ」を重ねて根っこまで降りると、当てるべき手がどう変わるのか
- この細目で想定される三つの出題型と、その切り方
評価規準からの逸脱の根本原因と潜在的な影響を識別する(P2-B-06-b)
よくある誤解
まず、根本原因の説明として単独で提示されたら誤りになる記述から並べますね。
- 「重大な欠陥が見つからなかったのだから、いまのままで問題ない」
- 「原因は担当者の意識が低いことなので、研修を増やせばよい」
- 「原因をはっきり書くと角が立つので、いくつかの可能性を並べておく」
- 「手順が書かれていないのが問題なのだから、文書化の予算を積めばよい」
並べてみると、向きがばらばらではないでしょうか。何もしなくてよいと言うものもあれば、人や予算に手を入れようと言うものもあります。
ところが、中身を見ていくとどうでしょう。欠陥が出ていないことを根拠にする記述は、仕組みの中身を見ていません。
意識に原因を置く記述は、書かれていない手順を見ていません。可能性を並べる記述は、どれが根っこかを決めていません。
予算を積む記述は、金額の話に置き換えています。根っこの手前で止まっている点では、どれも同じなんです。
この続きは、アプリの「テキストで学ぶ」で。
この論点の解説・「この論点はこう問われる」(出題の類型)・「試験テクニック」(解答の手順)・「覚え方」は、CIA問題集アプリの有料プランでお読みいただけます。
同じ論点の演習問題へそのまま進めます。
無料10問を試す(登録不要) 5日間無料で全問試す全文が読める見本: 3ラインモデル、戻せるのは「いつの時点」か、それとも「どれだけ早く」か、外部評価の実施間隔